亀苓膏(GLG)は、亀ゼリーとしても知られ、複数の伝統的な中国の薬草から調製された人気の薬用中国健康/機能食品である。 本研究では、BALB/cマウスから分離した脾臓細胞においてリポポリサッカライド(LPS)誘発炎症を用いて、GLGの抗炎症作用を検討し説明することを目的とした。 さらに、LPS刺激脾臓細胞増殖における誘導性一酸化窒素合成酵素(iNOS)および炎症性サイトカインのmRNAおよびタンパク質発現に対するGLGの効果をリアルタイムRT-PCRおよびウェスタンブロットアッセイにより評価した。 その結果、GLGは濃度依存的にLPS誘発脾臓細胞増殖を有意に抑制することが明らかとなった。 LPSによるiNOS、interleukin-1β(IL-1β)、tumour necrosis factor-α(TNF-α)の遺伝子およびタンパク質発現の上昇は、GLGによって抑制された。 これらの結果は、GLGがiNOSやIL-1β、TNF-αなどの炎症性サイトカインの発現を抑制することにより、抗炎症作用を発揮することを初めて示唆するものである。 今回の研究は、GLGの摂取が身体の免疫系を調節するのに役立つという健康に有益な主張のための強力な科学的根拠を提供するものです
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