データ センターとキャンパスにおける規模とその他の要件
先日のブログで、ハイブリッド クラウドを構築する企業のデータ センターにおける接続オプションについて説明しました。 これは、既存のインターネット接続を使用できるという利点があり、最も簡単なオプションで、いくつものクラウド サービス プロバイダーに接続することができます。
この記事に続いて、現代のデータセンターの規模要件について書きました。企業の敷地内またはコロケーション施設に収容されているかどうかにかかわらず、データセンターソリューションのインターフェイス密度およびその他の要件について説明しています。 ここでは、インターネット接続と、規模を含む要件のいくつかに焦点を当てます。
企業データ センターからのインターネット接続は、複数の理由からその重要性を増しています。 たとえば、IoT (Internet of Things) や BYOD (Bring Your Own Device) のトレンド、さらにコンテンツやモビリティに対する欲求によって複雑化しています。 これはすべて、ルーティング テーブルのサイズが大きくなることにつながり、特に、より具体的な到達可能性とパフォーマンスの向上のために経路を分割する必要がある場合は、この傾向が顕著になります。 エッジまたはボーダーとは、データセンターまたはキャンパスの内外にある顧客、サービス、およびインターネット接続を集約するネットワーク内の場所のことである。 図1は、インターネットサービスプロバイダ（ISP）に接続するインターネットボーダールータを示しています。 図 1: データ センターまたはキャンパス ファブリックからインターネット サービス プロバイダに接続する
Figure 1: インターネット サービス プロバイダに接続する
高い可用性と冗長性はここで重要視されます。この場所のトラフィック損失により、重要なサービスまたはユーザーがオフラインになる可能性があるからです。 主要なIPv4およびIPv6プロトコル（内部およびBGP）はすべてサポートされていなければならず、MPLS VPNやマルチキャストもサポートされていなければなりません。 マルチテナントが考慮される場合、VPLSやVXLAN付きBGP-EVPNなどの構成により、論理ドメインをサポートすることが重要です。
最後に、すべてのネットワーク拠点と同様に、ここでも可視化と自動化が重要な要件となります。 これにより、管理者はユーザーとの厳格なサービス レベル アグリーメント (SLA) を検証し証明することができます。 関連するデータ収集には、インターフェイスの状態と統計、フロー情報、および個々のパケットに基づく検査と是正措置の機能が必要です。
Internet Routing Table Growth
上で述べた理由により、インターネット ルーティング テーブルは成長しています。 図 2 は、2010 年以降、現在、そして 2030 年までの成長を示しています。
Figure 2: Historical and Future Growth of Internet Routes (Source: https://www.potaroo.net/)
ご覧のように、インターネットのルーティング テーブルの成長は、2020 年頃には 1M ルートを超え、2025 年には 1.5M までスケールすることが可能です。
エクストリーム ボーダー ルーティング ソリューション
エクストリーム ボーダー ルーティング ソリューションには、SLX 9540とSLX 9850があります。 SLX 9540は、データセンターの相互接続、WANエッジ、IXP、コロケーションデータセンターの展開において、柔軟なエッジ接続を可能にする固定フォームファクターのプラットフォームです。 SLX 9850はシャーシベースのプラットフォームで、業界トップクラスの100/40/10GbEポート密度と拡張性を備えています。 SLX 9450 と SLX 9850 の両方は、SLX Insight Architecture を通じてネットワークの可視性を内蔵しています。
図 3：SLX 9540 と SLX 9850 による拡張性の高いボーダールーティング
これらのプラットフォームは、インターネットルーティングについて上に詳述したすべての要件をサポートしています。 特に、現在150万ものIP経路のテーブルサイズをサポートしており、今後5〜7年間のヘッドルームを確保しています。 このスケールは、Extreme OptiScale™ for Internet Routing と呼ばれる、プログラマブルなハードウェアおよびソフトウェア機能を最適化し、イノベーションを加速し投資保護を実現する当社の新しいテクノロジーによって実現されています。
インターネット・ボーダー・ルーティングの進化する技術およびビジネス・ニーズに対応するために特別に設計されたExtreme OptiScale™ for Internet Routingは、インターネット規模のボーダー・ルーティングに現在最も効率の良いソリューションを提供し、この機能はアクセスリストやVPNなどの他の構成に拡張することが可能です。
この投稿は、プロダクト・マーケティング・ディレクターのAlan Sardellaによって発表されました。