ニンニクは地中海沿岸の植物なので、よく育つためにはたくさんの暖かさが必要な柔らかい作物と思われがちです。 しかし、良い品種を選び、適切な条件を与えれば、イギリスのどこに住んでいても、きちんと収穫することができます。
ニンニクがうまくいくには長い成長期が必要なので、秋から真冬が植えるのにぴったりの時期なんですよ。 温暖な地方では、この時期に植えたニンニクは、大霜が降りる前に根と芽を出します。 寒冷地では、冬の間、植物を覆い隠す必要があるかもしれません。 そうすることで、根の成長を促し、来春の生育に備えます。 ニンニクの育て方はこちら
ニンニクには2種類ある
ソフトネック
スーパーマーケットで最もよく売られている種類。 球根あたりのクローブの数が最も多く、最大18個まで収穫できる。 皮は白く、紙質で、保存性が高く、花茎を出すことはほとんどない。 ソフトネック種は長期の低温に弱く、温暖な南部での栽培に適しているが、冬場の防寒対策をすれば他の地域でも栽培可能。 一般的にソフトネック種より丈夫で、イギリス全土で栽培が可能。 ハードネックタイプは花茎が曲がっていることが多く、「スケープ」と呼ばれる。 この花茎は、成熟するとまっすぐに伸び、小さなクローブのような球根の頭を付ける。 炒め物に使うなどして、花茎が出たらすぐに取り除くと、より大きな球根を作るためにエネルギーを使うようになる。
栽培に適したニンニクの品種をご紹介します。
良い品種を選び、適切な条件を与えれば、イギリスのどこに住んでいても、それなりの収穫を得ることができます。
‘Albigensian Wight’
フランス南西部の大作用、ソフトネック品種です。
‘Bianco Veneto’
しばしば「ベニスホワイト」として販売されている、味の濃いソフトネック品種です。
‘Chesnok White’
このハードネック品種はウクライナ出身で、紫の筋が魅力的な品種です。
‘Early Purple Wight’
紫がかった球根のソフトネックの品種です。 その名の通り、5月中旬から収穫できる早生品種。
「イベリアワイト」
スペイン原産のソフトネックの品種で大きな球根とふっくらしたクローブが特徴です。 プレーティングに適し、保存性も高い。
‘Jolimont’
フランス育ちの、白い皮を持つ球根のソフトネック品種です。 風味がよく、保存性も高い。
‘Solent Wight’
ワイト島で育成されたソフトネックのため英国の気候によく合う品種です。 小球で風味がよく、日持ちもよい。
‘Wight Cristo’
このソフトネック品種は信頼性が高く育てやすい品種で、大きな球根を収穫することができる。 保存性も高い。