背景
2011年1月にインターネット上で「レモンはがん細胞を殺す奇跡の製品」であり「化学療法の1万倍強い」ことが証明されたとするメールが拡散されました。 レモンとがん」の記事はこちら
CANSA Research Department Responds
Verdict
レモンやレモンからの分子ががんを治すことができるという証拠は見つかりませんでした。
結論
「癌」と「レモン」という検索語を使ってPubmedと簡単にやりとりした結果、以下の結論になりました:
- レモンと癌には何らかの関連がある(約800件と多い)
- レモンで見つかった分子(例:lemon)は示唆がある。 リモニンなど)が、アポトーシスによって癌細胞(結腸腺癌など)を殺すことによって、癌予防剤として作用することが示唆されている
- レモンの分子が、ヒトにおける特定の腫瘍の成長を止めることができるという証拠がある(臨床試験)
- レモンまたはレモンからの分子によって癌治療がもたらされるという証拠は見つからなかった
- レモンの分子が既知の抗癌剤よりもうまく働くという証拠はなかった
- レモンが抗腫瘍効果を持つという証拠はなかった
私たちは、このメールは一抹の真実に基づいたデマであると結論付けます。 CANSAは、レモンはがんを治すことはできないと考えますが、がんの予防全般において重要な役割を果たすことを認めます
Queries CANSA
詳細については、CANSAのヘルプデスク(0800 22 66 22)またはメール( [email protected]
28 Jul 2020|下に掲載されています。 がんの神話