Cognitive load theory, learning difficulty, and instructional design☆

本稿では、学習が必要な教材の難しさを決定するいくつかの要因に関するものである。 知的活動を考えるとき、スキーマの獲得と自動化が学習の主要なメカニズムであることが示唆されている。 認知活動をスキーマ獲得に集中させることで難易度を下げるための情報の構造化について、認知負荷理論の帰結を簡単にまとめた。 認知負荷理論が扱う学習や問題解決の困難さは、教育設計によって操作可能であるという点で人為的であることが指摘されている。 これに対し、本質的な認知負荷は、教材の基本的な構成要素であるため、ある領域では一定である。 本質的な認知負荷は、要素のインタラクティブ性という点で特徴づけられる。 ほとんどのスキーマの要素は相互作用するため、同時に学習する必要があり、重要なのはその相互作用である。 ある分野のように、多くの要素間の相互作用を学習しなければならない場合、内在的認知負荷は高くなります。 一方、異なる分野では、要素が相互作用しないため、同時にではなく、連続的に学習することができれば、内在的認知負荷は低くなる。 学習の邪魔になるだけの外来的認知負荷は、要素の相互作用性が高いために認知負荷が高い条件下で問題となることが示唆される。 また、インタラクティブ性が低い場合には、外来的な認知的負荷を減らすように指導を設計し直しても、あまり効果がない可能性がある。 さらに、要素の相互作用の概念は、ある教材がなぜ学習しにくいかだけでなく、なぜ理解しにくいかを説明するために使用することができる。 理解することは、当然ながら高い認知的負荷を伴う高い要素相互作用性を持つ教材を学習しなければならない場合に重要になる。

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