仮にプラスチックにアセトンをかけた場合、プラスチック素材を食い破る可能性があります。 これは主に、あるものは他のものより強いので、あなたがそれを置くプラスチックの種類に依存します。 アセトンは容器を壊して漏れる危険性があるため、プラスチック容器には入れないほうがよいでしょう。
アセトンは天然由来の有機化合物で、脂肪を分解してエネルギーにする代謝過程で人体内に生成されます。 また、溶剤としても製造・使用されており、一般に痛み止めのシンナー、エポキシ樹脂の剥離剤、マニキュアの除光液などに使用されています。 腐食性があるため、プラスチックなどアセトンの影響を受けやすいものにはつけないほうがよいでしょう。
アセトンは引火性が高く、その蒸気は重く部屋から部屋へと移動しやすいので、慎重に使用することが大切です。 この蒸気が裸火や火花と接触すると、爆発や火災の原因となることがあります。 このため、アセトンは暖炉の周りなど危険な場所では使用しないようにしましょう。 また、プラスチック製の表面にはアセトンを使用しない方がよいでしょう。直火のある場所にアセトンが移動すると、液漏れして危険な状態になる可能性があるからです。
アセトンは可燃性の他に強い臭いがあり、密閉された場所で使用するとガスが溜まることがあります。 風通しのよい部屋か、できるだけ屋外で使用するようにしてください。 また、扇風機を使用するのも効果的ですが、ブラシレスファンの場合、アセトンに近づけると小さな火花が出て、火災や爆発につながる恐れがありますので、ブラシレスファンを使用する場合に限ります。
プラスチックやプラスチック容器の上にアセトンを置いても害がない状況もあります。 ポリプロピレンのような特定のグレードのプラスチックは、腐食性物質に耐えられるように設計されているので、これらにアセトンを使っても何の反応も起こりません。 どのプラスチックが安全であるかは、プラスチック製品や容器の底にある記号と数字の5を確認することでわかります。 このマークは通常、リサイクル容器やリサイクル可能な製品に使われている丸い矢印のマークです。